米OpenAIのGPT-5.6やAnthropicのClaude Opus 5といった欧米のモデルは、推論精度を高めるために裏で大量の「思考トークン」を回す傾向を強めています。表面上の単価が低く見えても、1回の問い合わせで裏の計算量が膨らみ、結果として月額請求額が高くなる構造がありました。今回の発表は、その潮流に対する直接的なアンチテーゼといえます。
欧米主要モデルの潮流
思考トークン(Thinking)を大量消費して精度を稼ぐ
公称の単価が低くても1タスクあたりの請求が膨らみやすい
出力までのレスポンス時間が長くなる傾向
DeepSeek-V4.1-Flash-1017
出力トークン長を削り、短時間で結論へ到達させる
API単価は据え置きで、タスク全体の支払額(完遂コスト)を削る
実行速度の向上(パレート改善)を全面に押し出す
DeepSWE 77.0とTerminal-Bench 42.3の中身、自社ハーネスという但し書き
性能面において同社は、ソフトウェアの自動修復能力を測る評価基準「DeepSWE v1.1」で77.0を達成したと公表しました。これはGPT-5.6 Sol(73.0)やClaude Opus 5(74.0)を上回る数字です。さらに、黒い画面(ターミナル環境)で自律的にコマンドを実行する能力を示す「Terminal-Bench 4.0」でも、従来の31.2から42.3へ大幅向上したと主張しています。